この日の島内観光は、古代遺跡が含まれていたので、朝から期待でワクワク

朝食は、いつも以上にたっぷりいただき、小さなパンもカバンに忍ばせました。
準備は完璧!
マイクロバスに乗り込み、『ペンタ・ダクティロ(5本の指の山)』を越え、約1時間。
「今から向かうのは、ソーセージでもハムでもない、サラミスです!」
このガイドさんのダジャレが、なぜか車内でバカウケでして、
「そ、そんなに面白い?」と、首をひねっている間に、目的地に到着いたしました。(笑)

古代遺跡サラミスの ギュムナシオン(競技の訓練施設、体操場)
サラミスの歴史は紀元前1100年までさかのぼると言われ、
ギリシア神話に登場する英雄でギリシア・サラミス島の王(テラモーン)の息子、
テウクロスが創始者だと伝えられています。

アッシリア、エジプト、ペルシャ、ローマに、次々と支配され、
時代が移り変わる中でも、繁栄を続けた古代都市サラミスですが、

大理石の柱
365年のクレタ地震...南と東地中海の都市の大半が、壊滅的な影響を受け、
ここサラミスも例外ではなかったようです。

パラパラと雨の降る中での散策。

公衆大浴場

モザイク

今、目にしているものは、ローマ時代のものがほとんどだそうです。

黄色いジャケットがガイドさんです


屋外円形劇場
15,000人まで座れたと言われる50列の座席

ギュムナシオンと劇場で発見された大理石像は、頭部が残っていません。
これは、古代ローマ帝国時代に行われた異教徒の迫害によるという説もあり、
その説によると、キリスト教信者によって彫像が傷つけられたと考えられているそうです。
遺跡から約2㎞のところに、聖バルナバ僧院(St Barnabas Monastery)があります。


聖人バルナバに捧げられた修道院、現在はイコン(アイコン)の博物館になっていますが、

修道院の創設を描いたとされる壁画
建物の一部は考古学博物館にもなっており、
サラミス遺跡で発掘された数々の出土品も、展示されています。


大変長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
4日目、まだ次回に続きます。
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