今日はその寒さも和らぎました。
最高気温17℃

2日前、娘が日本から帰国しました。
出発当初から、帰国は24日を予定していたのですが、
ヨーロッパでのウィルス感染が急速に広がり、状況がどんどん厳しくなっていく中、
このタイミングで帰国することがいい選択なのかどうか...
頭の中はそのことばかりで、落ち着かない日が続いていました。
15日、ドイツでは翌日から国境を閉鎖するとの発表があり、
ヘルシンキ(フィンランド)での乗り継ぎができず、そこで足止めされたら...とか、
頭に浮かぶのは、ネガティブなことばかり...
18日、フィンランド大使館に送ってあった問い合わせメールの回答がありました。
EU国籍の方の場合は、ヘルシンキ経由での「母国」への帰国は可能となっています。
ただ、お問い合わせの内容では、少々事情が複雑なようです。
今回の件は、私どももまだ情報を待っている点が多く、
的確な回答を差し上げられる状態ではありません。
生まれも育ちもドイツの娘ですが、書類上の母国はドイツではなくフランスと日本、
そして携帯しているのは、フランスのパスポートではなく日本のパスポートです。
フランス人であることを証明するIDカードは、持ってはいるものの期限切れで、
応急措置として、フランス国籍でドイツ在住であることを記したものを、
フランス大使館からメールで送っていただいたばかりでした。
これで大丈夫かな...
夫の「問題ないはず」この言葉を信じるしかないわぁ~。
出発まであと1週間、これ以上状況が悪くなりませんようにと祈ってました。
なのに数時間後、一番恐れていたメールが、娘から転送されてきました。
フィンエアーの大阪-ヘルシンキ便、娘が乗るはずの24日から全便運休。
その知らせを受けてからは、フィンエアーと連絡をとろうと必死。
でも、電話はつながらないし、チャットでお問い合わせ、なんていうのも、全然ダメ。
フィンエアーだけでなく、他の航空会社も同じでした。

ほとんどの便が運休
20日、やっとのことでフィンエアーと連絡が取れ、興奮気味の夫が、
「代替便があるらしいよ!」と。
25日発、大阪⇒羽田⇒ヒースロー(ロンドン)⇒ハンブルク(ドイツ)
乗り継ぎ2回、しかも到着地がハンブルクwww
正直なところ、このオファーはちょっと...と、私は思ったけれど、
『さらに状況が悪くなることが予想されるので、帰国は1日も早く!』
と、フランス大使館から助言を受けていた夫は即決でした。
できることは、この代替便がキャンセルにならないよう祈ることだけ。
ハンブルクまでは500㎞ちょっとの距離ですが、車で迎えに行こうと思ってました。
25日、5時40分のチェックインに間に合うよう、父と母が関空まで送ってくれました。


娘から送られてきた関空の写真
早朝だからか、人の気配がなかったそうです。
通常は、大阪からハンブルクまで、全ての便のチェックインが、一度に済ませるはずなのに、
羽田までしかできなかったと、娘から連絡があり、
羽田に到着してからは、今度はヒースローまでのチェックインしかできないと連絡が...
ということは、ハンブルク行の便に間に合わない可能性が大。
えらいことになってしまったーーー
夫とふたり頭を抱えていると、また娘から連絡があって、
成田11時発のフランクフルト行の便に空席があるらしいとのこと。
ただ、今すぐタクシーで向かわないと間に合わないって...
もう行くしかないでしょーーー!
数分後「タクシーに乗りました」と連絡があり、ほっとしたのもつかの間、
さらに数分後には「渋滞で、のろのろです」と...
ドイツ時間で1時10分ってことは日本では9時10分、
11時発の便って言ってたけど、え?間に合うの?羽田を出てからまだ10分なのに~!
それから20分後、やっと渋滞から抜け出したと連絡があリ、
さらに1時間後、日本時間の10時半、「ぎりぎりいけた!」とメッセージが入りました。
よかった~~~!

いつもは混雑している空港も、この状態...
娘の話によると、乗客のほとんどはドイツ人で、
機内では、住所・電話番号等の、連絡先を記入する為の用紙が配られましたが、
空港に到着してからは、体温を測ったり健康についての問診は全くなかったそうです。
娘の巣ごもり生活、本日2日目。
帰国が最善の選択だったのかと訊かれると、正直どう答えていいか...
でも今、娘が元気で、側にいてくれることに、幸せを感じています。
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