気温は0℃~3℃と、ほぼ横ばいです。
予報によると、明日は今日より気温は低くなるようですが、
半分雲に隠れたお日様マークが付いてました。
一番晴れてる時を狙ってお散歩しようかな。

2年前の1月、
森で不思議なものを見つけて、写真をご紹介したのですが(過去記事→★)
その正体がわかりました。

ヘアーアイスもしくはアイスウールと呼ばれるもので、
直径が0.02㎜という細い糸状の氷が集まってできた物体なのだそうです。
何かが凍った物だろうとは思っていましたが、直径0.02㎜...
触っても何も感じず、濡れることがなかったのにも納得。

このヘアーアイスを最初に研究したのは、
大陸移動説を提唱したことで知られるドイツの学者、アルフレッド・ウェゲナー。
1918年、ヘアーアイスの発生には菌類が関係していると示唆していたそうですが、
それから約90年後、ドイツ・スイスの研究チームが、
ヘアーアイスの成長を促進するメカニズムと、菌類を特定したと発表。
2012~2014年の冬に、ドイツの森林で収集されたサンプルを分析した結果、
ヒメキクラゲ科の『Exidiopsis effusa』が、
ヘアーアイスの発生に深くかかわっていることが確認されたそうです。

発生と成長のメカニズムについては、
正直なところ、説明を読んでも難しくてよくわから~ん(笑)のですが、
➀枝の表面
➁その下の薄い水膜(菌糸に含まれた水分?)
③さらにその下の枝に含まれた水分
のサンドイッチ構造ができ、③の水分が凍ることで押し上げられた➁の水分が、
枝表面の細孔を通って外に出て凍る... こんな感じなのではないかと。
発生の条件も、なかなか厄介で、
無風で湿度が高く、気温がわずかに0℃を下回る気象条件で、
『Exidiopsis effusa』が菌糸を伸ばしている湿って腐った広葉樹の枝、
それも樹皮の剥がれた部分からのみ発生するという...
なかなか見ることのできない貴重なものだったと、今になって知りました。(笑)
(観測に関する報告は、北緯45~55度の地域が多いそうです)
それにしても、こんな不思議な現象にも関わっているなんて、
やっぱり菌ってすごーい💛
ヘアーアイスの発生から成長を、ビデオで見ることができますよ→★
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