来週には、最低気温が0℃まで下がる予報。いよいよ冬ですか...
今年の秋はあっという間に終わりそうです。
さて、『バラ風呂』から出ると、バスローブの前を合わせようともせず、あわてて浴室を出て行く夫。
「ちょっと待ってよ~。」と、声をかけながら浴室を出たその時、どこかで変な音がして、その直後「大丈夫ですか!?」という女性の声が聞こえました。
「何?」そう思って、フロアの角を曲がると、なんとそこには、
目を開けたまま仰向けに倒れている夫の姿!
「えっ?もしかしたらこれもサプライズ?」のわけがない。
今は、笑い話になってますけど、体が凍りつきました...
駆けつけてくれた男性が、意識の無い夫の頬を叩き「しっかりしてください!」と声をかけたり、「救急車呼んで!」と、指示を出したり...
その様子を、どこか遠くから見ていたような気がします。
目の前にいた女性に「あなたが奥さん?」と声をかけられて、はっとしました。
しばらくして夫の意識が戻り、そのすぐ後、救急車が到着。
その頃には、しっかり話もできるようになった夫、「病院へは行かない!」と...
困惑していた救急救命士の方々でしたが、その場で、血圧、心電図、血糖値をチェック。
異常が無かったので、帰っていかれました...頭も打ってなかったようです。
夫、「あ~、なんか体がだるいよ~。」だって。
「どんだけ心配したと思ってんねん!」
すっかり忘れていましたが、5年ほど前に職場で倒れ、あの時は病院に運ばれました。
検査のため一晩入院しましたが、結局何の異常も見つからず。
それ以前にも、何度か同じようなことが起きています。
本人は、もう慣れっこのようで「低血圧のせいだから、心配いらない。」と、けろっとしているのですが、
「心配するにきまってるやろぉ~!」
もうジャグジーやサウナどころじゃない!
とりあえず部屋に戻って、
夕食の時間には起こすからと、
無理やり夫を休ませました。
夫の夕食
仔牛肉のマッシュルームソース
クヌーデル(イモ団子)
野菜の卵寄せ
夫が寝ている間、今回の倒れた原因を推測。
間違いなく『バラ風呂』。疑う余地無し!
実は、『バラ風呂』の貸切は30分だけ。
貧乏性の私達、時間制限に非常に弱い。(笑)
私の夕食
鹿肉の煮込み、パスタ
野菜の卵寄せ
その限られた時間をめーいっぱい楽しもうと
湯船に浸かりすぎたわけです。
気持ちはわからないでもない...
そうそう、お風呂の中で、用意されてた
スパークリングワインも飲んでましたね。
私が止めるのも聞かずに!
デザート パンナコッタとチョコケーキ
それにしても、『バラ風呂』というサプライズが、さらなるとんでもないサプライズを生み出すことになろうとは!なんて皮肉なんでしょう!
キノコの着ぐるみ着て、寝っころがってくれてたら、一生忘れない楽しい思い出になったのに!ねえ?(笑)
1時間半ほど休んだらずいぶん元気になったようで、夕食もしっかり食べ、全部食べ切れなかった私の分まで『お味見』と称してペロリと平らげてしまった夫。食欲は絶対に衰えない...
そして翌日、5時頃目が覚めたらしく、
ガタン、バタンと音がする...うるさいよ~。
私はまだまだ眠いんですけど...
バタバタ寝返りをうつ誰かのせいでウォーターベッドが
揺れに揺れて、ゆっくり眠れなかったんです...
車酔いの次は船酔いかと思いました。(笑)
ビュッフェ式の朝食で、
食べまくる夫を見て、嬉しいやら、
あきれるやら...
私、「もうすっかり元気みたいね?」
夫、「うん、心配いらないって!」
私、「いやいや、食べ過ぎを心配してるねんけどね...」
クロワッサンがおいしかった
朝食の後は、ちょっと休憩してジャグジーへ。
とんだアクシデントで、楽しめなかった1日目の分まで楽しもうと、サウナ、スチームサウナにも入りました。
もちろん、ムリをしない程度に。
最後にオイルマッサージをしてもらって、
そろそろチェックアウトの時間です。
帰りの車の中で、「また来ようか~?」と楽しそうな夫。
いろんな意味で一生忘れられない記念旅行となりましたが...サプライズはもうこりごり