
夏至だった6月21日前後は
5:15だった夜明けも、今日は6:46、
日没も21:38だったのが20:00です。
前後で1時間30分づつ、合計すると
1日で3時間も夜が長くなりました。
←昨日、7時頃の空。

ぐっすり眠れたおかげで、前日の疲れもどこへやら。
昨日の午前中は、元気よく森を歩いてきました。
ここ数日は朝の気温が10℃と結構冷えたんです。
長袖シャツの上から、フリースの上着を着て、
ちょうどいいぐらいの気温でした。
8時過ぎの森の中 →
顔で感じる森の空気は、とっても心地よくて、
寒さは感じなかったんですけど、しばらくすると
指先が冷たくなってきました。
気持ちのいいお散歩、そしてキノコ達の写真を撮るという目的は果たしたのですが、お昼ごろまでウロウロして、おいしいキノコの収穫はゼロですよゼロ!
ゼロというのは珍しいのですが、こんな日もたまに(?)あります。
でも昨日は『おいしそうな顔をしておいしくないであろうキノコ』が、
やたらと目についたんですよね...それがこちら↓



おいしいの見っけ♪と駆け寄りましたが
茶色い柄に網目模様がありました。
紛らわしいキノコは色々ありますが、
私の中で、柄に網目模様は要注意!
名前通りの苦~いこのキノコ、
我慢して食べれるような苦さではないのです。
はい、苦~い経験したことあり。(笑)
網目模様以外の特徴は、菅孔(傘の裏のスポンジ状の部分)の色が、ピンクっぽいこと。
ただ、幼菌は白っぽい色をしているので、菅孔の色での判断は難しいです。
とにかく、この強烈に苦いキノコを口にしてしまったあの日から、「食用菌か⁉」と思われる場合は、前にもまして慎重にチェックするようになりました。(笑)
ついでに、おいしいイグチ科のキノコを、過去に撮った写真の中からご紹介しておきます。


↑Steinpilz(Fichtensteinpilz) ヤマドリタケ
白っぽい柄の上部には、網目模様が見られます。
菅孔の色は、若い個体は白っぽく、古くなるほど黄色くなります。


↑Maronen-Röhrling ニセイロガワリ
柄の色は、全体に黄色がかった茶色で、網目模様はありません。
根元は白っぽいことが多いです。
菅孔の色は、白っぽい黄色で、傷付けると青変します。


↑Birkenpilz ヤマイグチ
白っぽい柄に、黒っぽいささくれがあります。
今まで、ささくれにばかり目がいってましたが、上部に見えるのは網目でしょうか?
菅孔の色は、若い個体は白っぽく、古くなるほどグレーがかったベージュになります。


↑Graubrauner Birkenpilz 別名Wollstieliger Raufußröhrling ヤマイグチ属
柄はささくれというか網目というか...ふわっとした感じ。フェルトっぽいです。
表面(特に下部)が黒っぽい場合もあります。
菅孔の色は、若い個体は白っぽいですが、古くなるほどグレーっぽくなります。

←Kuh-Röhrling アミタケ
全体にオレンジっぽい黄褐色をしていて、
傘には強いぬめりがあります。
菅孔の色は、オリーブがかった黄色。
古くなるほど菅孔の色は濃くなるようです。
上でご紹介した他のイグチに比べると、
菅孔に厚みは無く、目が粗いです。
過熱すると、紫色に変色する特徴もあるので、
見分けやすいキノコかと思います。
中には『どこかビミョーに違う?』と思われるキノコがあるんです。
そんな時は、潔く諦める。これが大事ですね。
おいしい収穫物はなかったんですが、すっごく面白いものを見つけちゃったんですよ~

誰も通りかからなかったからよかったものの、興奮のあまり『ヤバイオバはん』に
なってたと思います、私。(笑)
キノコに興味のない方も『おおぉ~っ!』ってなるんじゃないかな。たぶん。(笑)
明日ご紹介しますね~。
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